取扱製品詳細

取扱製品

ギ酸

ギ酸は1個のカルボキシル基を有する最も簡単な構造の有機酸で、刺激臭を有する無色・透明な液体です。1670年に発見され、最初赤蟻を蒸留して得られたので、蟻酸の名があります。酢酸よりも強い酸性を示しますが、アルデヒド基により還元性も併せ持つといった特徴を有しており、化学的性質及び物理的性質を利用して、染色・ゴム・皮革・医療・香料・化学など、広く利用されております。

主な用途

分野 用途
家畜用飼料 防腐剤、抗菌剤。
金属処理 銅のエッチング。
繊維 漂白(亜塩素酸ソーダによる酸性法)、動植物及び化学繊維の染色助剤、pH調整剤。
皮革 水漬、脱灰、浸酸、クロムなめし、染色、タンニンなめし。
ゴム工業 ゴムラテックス凝固剤。
香料 各種エッセンス原料。アルキルエステルによる果実の芳香付与。
医薬・農薬 医薬中間体原料。アルコール類と化合してエステルを製造。
化学工業 ギ酸化合物・ギ酸重合体・溶剤・合成樹脂触媒等の原料。

製品仕様

分子式 HCOOH
分子量 46.03
外観等 無色透明の液体
臭い 刺激臭
溶解性 水と易溶
濃度 40%, 76%, 88%, 95%, 99%
荷姿 ポリ缶、ドラム、ローリー